培養前後でこんなに変化します!!

エアなし淡水クロレラ培養の方法

クロレラなどのプランクトンの培養していますと、就寝時にエアレーションの音が気になってなかなか寝ることができないという方もおられることと思います。

「エアなし淡水クロレラ培養セット」はその名の通り、エアレーションなしでクロレラを培養できます。

20Wの白色蛍光灯(LED可)を24時間照射すれば、7日程度でクロレラの培養が完了します。

培養の際、32cm×38cmの台所用透明ビニール袋をご利用下さい。「半透明ビニール袋」は、袋内に届く光量が減少するので使わないで下さい。

2Lのペットボトルをお使いいただいてもよいのですが、ペットボトル内部に腐敗臭が漂いますので、できれば透明ビニール袋をご利用下さい。ビニール袋をお使いいただきましたら、ほとんど匂いはありません。この透明ビニール袋にくみ置き水1Lと同封の粉末肥料1袋とクロレラ1袋分(約7mL)を入れて、できるだけ至近距離から20W蛍光灯を照射するだけです。

5日程度で深緑色になります。途中、クロレラの増殖の様子を確認する際にビニール袋を少し揺すって下さい。

こうして、培養が完成したクロレラ液は、15倍に希釈すると、ミジンコの培養に利用できます。

「ホントかな~?」と思った方は、一度お試し下さい。代金は後払いなので、安心してお試し下さい。 

エアなし淡水クロレラ培養の方法

1.まず、くみ置き水1Lを1L用計量カップや容器に入れ、そこに「エアなし培養肥料のもと」(写真左)を加えて、よく溶かします。「エアなし培養肥料のもと」は少し匂いがしますが、影響ありません。どのプランクトンの肥料にも言えることですが、肥料は手につかないようにして下さい。もし手についた場合には、水道水で洗って下さい。

 

2.肥料を溶かしたくみ置き水を32cm×38cmの透明ビニール袋に入れます。台所用の新のビニール袋は、清潔なので、クロレラ培養には適しています。

3.さらに、このビニール袋に「淡水クロレラ」を加えて、できるだけ空気が入らないようにして、口の部分を縛ります。(写真左)

ただしこの写真のクロレラ液は、わかりやすいように、培養済のものを用いております。最初は、もっと透明に近いです。

4.培養液が漏れないように、ビニール袋を口を縛った部分を上にして、小さな水槽などの小容器に入れ、その上部や側面から至近距離で20Wの蛍光灯を照射します。ビニール袋を入れた容器が不透明でしたら、必ず上部から照射して下さい。


上部から蛍光灯を照射した場合

本当は、水槽がもう少し浅く、蛍光灯とビニール袋との距離が近い方が理想です。

側面から蛍光灯を照射した場合


5.この状態で白色蛍光灯24時間照射を行って7日で、クロレラ水は写真のビニール袋のような色になります。

6.培養完了後は、ペットボトル等に移し換えて蓋をして、冷蔵庫で保存して下さい。これが一番安全で、確実な保存法です。数ヶ月は保存できます。

7.「エアなし淡水クロレラ培養セット」をお使いにならない場合には、培養肥料およびクロレラの両方を冷蔵庫に入れて保存して下さい。

 

このクロレラ液で、ミジンコを培養するには、ビニール袋をよく振って、口をほどいてクロレラ液の一部を底面積が比較的大きい容器に入れて、そこにくみ置き水を加えて、15倍に希釈します。希釈後、容器の上から透明なラップを被せてミジンコを加え、蛍光灯の光の下において下さい。

そうすることで、少しでもクロレラを増殖させることができます。

ミジンコを加える際は、ミジンコ側の水温と、クロレラ側の水温が同じであることを確認して下さい。

クロレラ液を15倍に希釈して使いますので、培養した1Lのクロレラ液で、ミジンコ培養液約15L分になります。これだけあれば、しばらくミジンコを維持できると思います。

 

ペットボトルでクロレラを培養する場合

エアなし淡水クロレラの培養は、2L用のペットボトルでも可能です。ただし、ペットボトル内に腐敗臭が漂うこと、ペットボトル内が必ず清潔であるとは言えないこと、ビニール袋を使った方が増殖効率が良いことを考えますと、あまりお勧めはできませんが、それでもやってみたいという方はお試し下さい。

注意点は、下の写真左のように、キャップの部分にアルミホイルで蓋をすることと、写真右のようにペットボトルの側面から白色蛍光灯を照射することです。


エアなし淡水クロレラ培養肥料

最初に「エアなし淡水クロレラ培養セット」をご購入いただいて、培養済みのクロレラを一定量冷蔵庫に保管しておけば、いつでもそのクロレラを使って、必要なときにクロレラを培養できます。

1Lの培養には、培養済みクロレラ液は、10mL程度あれば十分です。

また、これは私どもが行った実験ですが、市販のクロレラ工業の「クロレラV-12」も培養できました。

この培養肥料を溶かした培養液に1L対して、V-12は0.5~1mL程度で十分です。

ただし、腐敗してしまったV-12では、当然培養できませんので、V-12を購入後、早めに培養して置いて下さい。

この培養液で培養しておけば、このクロレラも腐敗することなく、数ヶ月にわたって冷蔵庫で保存でき、必要なときにすぐに使えます。

 

同封のクロレラをミジンコの培養等に利用する際は、約15倍に希釈してお使い下さい。

V-12の場合も、ミジンコ培養に用いる際は、約15に希釈して下さい。

 

出講社

休業日には基本的に発送できませんので、ご了承下さい。